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熱い夏
前期末テストが終わって、夏休みが始まりまもなく、今年も合気道部恒例の熱い二週間が始まりました…。
最初の一週間、それは来たる夏合宿を乗り切るための体力を作る強化練。走って、稽古して、投げて、投げられて…終わった頃には、みんな汗だくで、ご褒美のアイスを美味しそうに食べていました。そんな中、一年生は初めての馬蹄形に遭遇し、他支部に移動した茶帯はまだ夜も明け切らないうちに驚異的早起きを強制されるという、それぞれの試練と現実に耐えるのでした。 そうして鍛えた自分を携えて、いよいよ迎える夏合宿。今年は白馬にある『マウントサイド ヨーデル』さんにお世話になりました。 1日目 お昼過ぎには、みんなホテルに到着しており、午後練までそれぞれが珍しげにホテル探検を行っていました。挨拶をしたオーナーさんはとても気さくな良い方で、これからの合宿生活に私たちはほのかな期待を寄せるのでした。 さて肝心の稽古ですが、30分投げをして、まずは畳にこんにちは。それからいくつか4級技をやって、この夏最後の馬蹄形でした。道中の疲れが出ているのか、全体的に少し元気がなかったのが残念です。一年生は強化練でのダメージが癒えていないせいもあり、松本よりも硬い畳で早くも受身に苦しんでいるようでした。合宿はこれからだっ頑張れみんな!! 2日目 朝のマラソンでは、白馬の朝を爽やかに走りました。午前練は田中先生に稽古をつけて頂きました。柔らかな受け身の連続に一同唖然…平坦な畳が下り坂に見えた人は私だけではないはずです。午後練は北爪先輩に空手の稽古をつけて頂きました。急な申し出にも関わらず、快く引き受けていただいた北爪先輩、本当にありがとうございます。K谷君、ナイスコンビネーションでしたね。 3日目 1000本投げでした!!午前練の途中から片山コーチ、午後練から石垣先生にバトンをお渡しして、全員無事に1000本を達成することができました。最初は構えていた一年生もいざ始まってしまうと、何が何だか状態だったらしく、終わった後もあまりその実感がわかないようでした。ただ、連日の疲労は確実に彼らを蝕んでおり、受け身がくずれているのを見るたびに、怪我の心配に幹部の心は痛むのでした。 4日目 この日は一日、石垣先生に稽古をつけて頂きました。基本運動と体さばきに重点を置かれた稽古で、目から鱗のようなことも多くありました。普段、触れられない基本の大切さをみんなが感じることができた貴重な一日でした。 5日目 多くの先輩方がホテルに訪れ、これから起こるイベントに身を引き締めた昼食後、とうとうそれはやってきました…。幹部投げです。一年生は体力ギリギリの中、見事な投げられっぷりを見せてくれ、二年生は軽やかな受け身、ガッツのある声で道場をわかせてくれました。そして幹部…頑張りました。最後に主将が投げられ終わり、道場が拍手で包まれた瞬間、妙な達成感を感じてしまいました。 6日目 いよいよ審査の日となりました。一年生の四級と立谷先輩の参段審査でした。一年生は緊張に引き締まった道場で、それぞれが精一杯の技を見せてくれました。立谷先輩は格好いい迫力ある審査をありがとうございます。結果、全員合格!!本当におめでとうございます。 7日目 前日のコンパのせいか、みんな朝がだるそうでした。片付けをし、久々にゆっくりとした時間を過ごした後、それぞれの帰途につくのでした。 今年は異例の猛暑のためか、白馬にも関わらず暑い日々が続きました。そんな中、大きな怪我人もなく、無事に合宿を終えることができたのは大変嬉しいことだと思います。白帯は少ない人数ながらも、仕事、稽古、審査を見事乗り切りました。合宿で身につけた元気を忘れずに、これからも元気よく合気しましょう。茶帯には至らないところをたくさんフォローしてもらいました。君達に何回助けられたか知れません。また、今年も多くの先輩方に参加していただいて、合宿生活を送る上で、大きな励み、刺激となりました。皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。 これからも幹部みんなで頑張って参りますので、よろしくお願いいたします。 30期 のりまき
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